NPO法人だて観光協会

今が旬の伊達市大滝区の特産品、「アロニア」の魅力に迫る。[ほっかいどぉおたき!秋分号]

今が旬の伊達市大滝区の特産品、「アロニア」の魅力に迫る。[ほっかいどぉおたき!秋分号]

ブルーベリーに似ているが、味や中身は全く異なる「アロニア」。

9月に入ると、大滝区の畑や農作物の集荷場はにぎやかになる。
アロニアの収穫が始まるためだ。今年(2017年)は9月4日に始まり、暗紫色の粒が集荷場に集まった。

アロニアといってもピンとこない人が多いかもしれない。それもそのはず、元々は気温の低い北アメリカやロシアで栽培されていたからだ。(左写真:アロニアの花[6月撮影])
耐寒性があることに注目し、日本でいち早くアロニアを取り入れたのがここ大滝区。本格的な栽培を始めたのが2001年であるから、まだまだ知名度は低い。
集荷場をのぞくと、選別の機械が大きな音を立ててうなりながら、小さな粒をはじいていく。機械の目をのがれた粒は、人の手で選別される。

 

こうして選ばれたアロニアが消費者のもとに届くわけだが、そもそもどのように生育しているのだろうか。近くの農園でアロニアの摘み取り体験ができるということなので、大滝区内の藤田農園さんにおじゃました。

広い敷地にアロニアの木が数多く並べられている。今年は収穫前の気温の寒暖差が大きかったため、糖度が高く実が大きく育っているとのこと。

 

早速カゴを腰につけ、アロニア畑に向かう。近くの木はすでに収穫されているので、奥の方が良いものがあると教えてくれた。
この日は室蘭や札幌から客が来ており、さらに苫小牧から来るらしい。わざわざ遠方から来るリピーターもいるというから、何か理由があるに違いない。

アロニアの木は2m程度の低木なので、手を伸ばせば簡単に摘み取りできる。摘み取るコツは、複数の実を一気にむしり取るようにすること、だそうだ。ただし、1本の木にかなりの数(100個以上?)の実がある。機械で一気に、とはいかないので収穫作業は大変だ。
夢中で収穫しているうちに、手袋に紫色の色素がたくさんついているのに気がついた。

1粒1粒は小さいが、「ちりも積もれば山となる」。いつの間にかカゴにはたくさんのアロニアで埋まっていた。
最後に、はかりに載せて収穫した分の重さをはかる。私は3kgだったが、同じ時間に収穫していた夫婦はなんと15㎏も取っており、知り合いに配ると言って笑った。収穫したアロニアは1kg600円で購入となる。

 

「検診の結果で視力が良くなった」
と摘み取りに来ていた方が話してくれた。効果が実感できるのであれば、わざわざ遠くから来るのもうなずける。実際、アロニアはアントシアニンやβーカロテンが豊富に含まれており、眼精疲労の改善や老化を防ぐと言われている(ちなみに研究データは十分ではなく、効果は個人差がある)(下写真:アロニアの成分分析表)。そんな話を聞くと、30代の今からでも食べておいた方がいいんじゃないか、という気になる。

 

「良薬は口に苦し」というが、アロニアはまさにその通り。
生で食べると渋みがあり、しばらく口の中に残る感覚だ。そのため、ヨーグルトに混ぜたり、ジャムやサプリメントなどの加工品にするのが主流となっている。筆者が摘み取った3kgのアロニアたちは、長期保存のため冷凍庫に入っている。せっかくなので、いろいろな食物と組み合わせて楽しみたい(筆者の料理の腕は、読者の皆様のご想像にお任せする)。

<取材DATA>
藤田農園
住所:伊達市大滝区円山町89-5
電話:0142-68-6778
営業期間:9月中旬~9月下旬(要問合せ)
営業時間:9:30~15:30(雨天休業)

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